塗装屋が元請けになる方法とは?集客・営業のポイントをプロが解説

塗装屋が元請けになる方法

「下請けから脱却して、元請けとして直接仕事を受けたい」
「元請けになりたいけど、仕事の取り方がわからない…」

このような悩みを抱えている塗装業者の方は多いのではないでしょうか。

元請けになれば利益率が上がるだけでなく、価格設定やスケジュールも自社でコントロールできるようになります。しかし、元請けになるためには、信頼の獲得や集客・営業力の強化など、クリアすべき課題も多いのが現実です。

そこでこの記事では、塗装屋が元請けになるまでの3ステップをわかりやすく解説します。

「土台づくり」「集客」「営業」という3つの観点から、実践的な方法や注意点を紹介するので、これから元請け化を目指す方はぜひ参考にしてください。

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目次

塗装屋が元請けになるまでの3ステップ

塗装屋が元請けとしてお客様から直接仕事を受けるためには、段階的な準備が欠かせません。

単に「営業を頑張る」「チラシを配る」といった対症療法的な考え方ではなく、以下の3ステップで考えることが大切です。

  1. お客様に信頼感や安心感を持ってもらうための土台を作る
    まずは、会社として信頼してもらえる環境を整えることが第一歩です。屋号や店舗、ホームページを整備し、法人化や会社案内などで安心感を与えましょう。
  2. 自社でお客様を集客する
    元請けとして安定して受注を得るためには、自社で見込み客を集める仕組みが必要です。SEO・MEO対策やチラシ、広告などを組み合わせて集客を強化しましょう。
  3. 自社で営業をして受注する
    問い合わせを受けた後は、自社で営業を行い、契約を獲得します。訪問営業や反響営業をバランス良く活用し、強みを活かした提案で信頼を深めることが成功のカギです。

この3つの流れを意識することで、下請けから脱却し、安定した元請け体制を築けるようになります。

ここからは、それぞれのステップについてより詳しく見ていきましょう。

塗装屋が元請けになる方法|土台作り編

元請けとして信頼を得るためには、まずお客様から「安心して任せられる」と思ってもらう土台づくりが欠かせません。

どれだけ技術力があっても、見た目や仕組みが整っていなければ「ちゃんとした会社なのか?」と不安に感じられてしまい、元請けとして仕事を受けるのが難しくなってしまいます。

ここからは、顧客からの信頼を勝ち取るための土台作りの方法について、詳しく見ていきましょう。

消費者向けの屋号を決める

元請けとして仕事を受けるための第一歩は、覚えやすく親しみやすい屋号を決めることです。

屋号は会社の「顔」となる存在であり、地域のお客様に覚えてもらいやすい名前にすることで、口コミや紹介にもつながりやすくなります。

たとえば「〇〇ペイント」「△△塗装」といったように、サービス内容が一目でわかる屋号をつけるのがポイントです。また、「足立区の〇〇塗装店」のように地域名を入れると、地元密着の印象を与えられます。

さらに、ロゴや看板、ホームページなどにも統一して屋号を表示することで、ブランドとしての信頼感も高まります。

店舗を構える

外壁塗装業者が元請けとして仕事を受けるには、実際に訪問できる店舗や事務所を構えることも大切です。

特に外壁塗装業はネット上で「怪しい」といった声が多い業種でもあるため、顧客は「どんな会社かわからない」「実在しているのか不安」と感じると、契約をためらってしまいます。

自宅兼事務所でも構いませんが、看板を設置したり、商談スペースを整えたりすることで「きちんと運営している会社」という安心感を与えましょう。

特に地域密着型の外壁塗装業者の場合、地元に拠点を構えているかどうかが信頼の大きな判断基準になります。

ホームページを作る

元請けとして仕事を受けるためには、自社のホームページを持つことが必須です。

遠矢が運営する「おうち工房」のホームページ

近年は、多くの顧客が塗装業者を探す際にインターネット検索を利用しているため、ホームページがない会社はそもそも見つけてもらえない可能性があるほか、「情報が少なくて不安」「信用できるのかわからない」と思われてしまいます。

ホームページでは、会社概要・代表挨拶・施工事例・お客様の声・対応エリアなどをわかりやすく掲載し、「どんな会社で、どんな仕事をしているのか」を伝えることが重要です。

また、写真を多く使ったり、施工への思いをまとめたページを用意したりすることで、信頼性を高めることができます。

まだ、ホームページを制作していないという方は弊社のサービスもご活用ください。

法人化する

元請けとしての仕事を増やしたい場合は、法人化することも検討しましょう。

個人事業主として活動していても問題はありませんが、法人格を持つことで取引先やお客様から「しっかりとした会社」という印象を持ってもらいやすくなります。特に、公共工事や大手企業との取引を目指す場合、法人化はほぼ必須条件です。

また、法人化すると名刺や会社案内、契約書などの書類を整えられるので、営業活動の信頼性も高まります。ホームページやチラシにも会社名を明記することで、ブランディング効果も向上するでしょう。

なお、法人化について詳しくは下記の記事をご覧ください。

塗装屋が元請けになる方法|集客編

元請けとして安定した仕事を得るためには、自社でお客様を集客できる仕組みづくりも欠かせません。ここでは、塗装屋が元請けになるために実践すべき代表的な集客手法を紹介します。

SEO・LLMO対策

元請けを目指す塗装屋にとって、SEO・LLMO対策は最も重要な集客手段のひとつです。

SEO」とは、検索エンジン最適化のことで、Google検索で「地域名+外壁塗装」などのキーワードで上位表示を狙う施策を指します。上位に表示されれば、それだけで安定した問い合わせが見込めるようになります。

また、「LLMO」とは、ChatGPTやGeminiなどのAI検索結果で自社サイトを引用・参照してもらうための施策のこと。AI検索が増えている近年、あらたな集客経路として注目を集めています。

どちらもノウハウや専門性が求められるものの、その分地域によっては競合が取り組んでいないケースも多いので、今のうちに着手することで競合との差別化にもつながるでしょう。

MEO対策

塗装屋が元請けになるには、MEO対策(Googleマップ最適化)を活用した集客も欠かせません。

MEO対策では、Googleマップで「〇〇市 外壁塗装」などと検索したときに、自社が上位に表示されるようにすることを目的とします。

そして、Googleマップで上位表示されれば、地元のユーザーが「近くの塗装会社を探している」ときに真っ先に目に入り、問い合わせや来店のチャンスが大幅に増加します。

SEOよりも短期間で効果を感じやすく、比較的難易度も低いので、地域密着型の塗装屋はすぐにでも対策しておきましょう。

チラシのポスティング

チラシやポスティングは、特に地域密着型の塗装屋が元請けになるために有効な集客手段です。

チラシのポスティングでは、インターネットをあまり使わない高齢者層にもアプローチできるため、これまで見逃していた顧客から元請けとして仕事を受けられる可能性があります。

ただし、単にチラシを配るだけでは反響は得られません。反響率を高めるには、チラシの内容を最適化し、配布のタイミングやエリアを検討しながら、効果を分析することが大切です。

詳しくは以下の記事でも解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

ポータルサイト掲載

ポータルサイトへの掲載も、元請けの仕事を増やすうえで欠かせない施策の一つです。

代表的なポータルサイトとしては、「ヌリカエ」や「外壁塗装の窓口」などがあり、ユーザーが一括見積もりを依頼する仕組みになっています。

これらのサイトに掲載することで、自社そのものの知名度が低くても、「今すぐ塗装を検討している顧客」からの問い合わせを得やすくなります。

詳しくは以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。

デジタル広告

デジタル広告は、即効性の高い集客手法として、元請けを目指す塗装屋にもおすすめです。

たとえば、Google広告を活用すれば、「外壁塗装+地域名」などのキーワードで検索している見込み顧客にピンポイントでアプローチできます。

特に、ホームページと連動させたリスティング広告や、施工事例を活用したディスプレイ広告は、問い合わせ増加に直結しやすい施策です。

ただし、やみくもに出稿しても成果は出ません。クリック率やCV率を定期的に分析し、改善を重ねることが重要です。

自社の強みを訴求する広告文と、信頼性のあるランディングページを用意することで、広告からの成約率を大きく伸ばせるでしょう。

外壁塗装の広告運用についてご検討中の方は下記のサービスもご活用ください。

塗装屋が元請けになる方法|営業編

塗装屋が元請けとして安定的に契約を取るためには、自社の営業力の強化が欠かせません。

下請けのままでは、元請け企業に依存し続ける構造から抜け出せず、利益率も頭打ちになってしまいます。自ら営業活動を行ってお客様と直接つながることで、価格決定権を持ち、リピートや紹介にもつながる強い経営基盤を築きましょう。

ここからは、塗装屋が元請けになるために意識すべき営業のポイントを解説します。

訪問営業と反響営業を組み合わせる

元請けになるための営業手法としては、訪問営業と反響営業の組み合わせが理想です。

訪問営業で地域内の認知を広げつつ、ホームページやSNSを活用した反響営業で効率的に見込み客を獲得することで、バランスの取れた営業体制を構築できます。

実践的な営業方法や成約率を上げるコツについては、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

自社ならではの強みを明確にする

顧客から元請けとして選ばれるためには、「自社を選ぶ理由」をお客様に伝えられるかどうかが鍵になります。

どの塗装業者も「丁寧な施工」「安心価格」といった似たような強みを掲げがちですが、それだけでは他社との差別化が難しく、価格競争に陥りやすくなります。

たとえば、施工後の無料点検サービスやカラーシミュレーションの実施、地元密着の迅速対応など、自社ならではの強みがないか検討してみましょう。

強みが明確になれば、営業トークにも一貫性が生まれ、顧客との直接の契約にもつながりやすくなるはずです。

見込み顧客との関係性を大切にする

元請けとして長く成功するためには、「今すぐ契約につながらないお客様」との関係づくりも欠かせません。

多くの塗装業者は「問い合わせ=すぐ契約」と考えがちですが、実際には見積もり後すぐに決めるお客様ばかりではありません。一度断られたとしても、半年後・1年後に再度相談されるケースも多くあります。

そのため、見積もり後のフォローや定期的な挨拶、季節のメンテナンス案内などを通して、信頼関係を継続的に育てることが大切です。

短期的な成約だけでなく、長期的な関係づくりを意識することが元請けとしての安定経営の鍵といえるでしょう。

営業コンサルを利用する

元請けとして安定した売上を確保するためには、専門家のサポートを受けることも有効な選択肢です。

特に、営業経験が浅い経営者や職人上がりの社長にとって、顧客対応や提案トークの改善、資料づくりなどを一人でこなすのは大きな負担になります。

そのような場合は、外壁塗装業に特化した営業コンサルティングを活用するのがおすすめです。たとえば「番頭コンサル」では、SEO対策による集客支援から営業サポート、提案資料の改善まで、現場目線での実践的なサポートを行っています。

 「どう営業すれば元請けになれるのかわからない」「契約率が伸び悩んでいる」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

元請けになることには注意点も

元請け化は利益率の向上や自由な経営を実現できる一方で、以下のように責任やリスクも増える点に注意が必要です。

  • クレーム・トラブルの対応も自社で行う必要がある
  • 営業・集客の手間とコストが増える
  • 資金繰りの管理がシビアになる
  • 信頼を損なうと未来の仕事を失う可能性がある

これらの注意点を踏まえて、本当に「下請けから脱却して元請けを目指すべきか」を検討しましょう。

まとめ

塗装屋が元請けになるには、信頼される土台づくり・安定した集客・効果的な営業の3つをバランスよく実践することが欠かせません。

屋号やホームページなどで信頼感を築き、自社でお客様を集め、誠実な営業で契約を獲得する流れを確立できれば、安定した経営基盤を築けます。

とはいえ、これらのステップを独立したばかりの社長や一人親方がすべて行うと負担がかかります。そんなときは、外壁塗装専門のコンサルティングサービス「番頭コンサル」へご相談ください。

番頭コンサルでは、SEOを活用した集客から営業トークの改善、資料の作成までを一貫して支援。実際に月商数倍を達成した事例も多く、元請け化を本気で目指す塗装業者にぴったりです。

独立後も安定した経営を目指したい方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

遠矢慎のアバター 遠矢慎 株式会社Vamola(おうち工房) CEO

上場企業入社後3年で営業本部長に昇進。4万人の部下に営業を指導する。その後、独立し埼玉県で屋根・外壁塗装・リフォームサービス「おうち工房」を創業。営業力とWeb集客力により短期間で地域トップクラスの人気塗装会社に成長させる。そこで培ったノウハウをもとに、塗装。リフォーム会社への営業コンサルティングを開始。コンサル実績社数は250社超、売り上げ向上は平均2.7倍以上。サッカー、筋トレ、ゴルフが趣味。